今日は山の日。私の育った呉市は三方を山と海に囲まれている小さな町です。
なので中央のわずかな平地から、すぐに坂道という地形。
実家も高台の一番高いところにあります。今日描いた葉書は実家と休み山。
最近では「この小さな世界の片隅で」で有名になりました。
二階の私の部屋の窓からは、もう一方の灰が峰というすそ野がなだらかに
広がる大きくて優しい山が、さえぎるものなく見えて、私の心の安定剤。
家が建った時、模様の入ったガラス窓だったのですが、わがままを言って、
透明なガラスに替えてもらいました。大きな窓にセザンヌの一枚の絵の
ように本物の山が見えました。たぶん私が言った唯一のわがまま^-^
姫路に越してきて、広い広い盆地なので、山が見えない! 海がない!
それもあって、しばらくホームシック。その時は、街に出ておかしくなった
ハイジみたいな気分でした^-^
今はもちろん大丈夫。姫路はお城があって、その周りは原生林や、保存樹や、
川や、大きな公園、歩いて行けることろに、図書館、博物館、文学館、美術館、
動物園、デパートもあり、家は木々に囲まれた静かな城下町にあります。
でも、山が見えないのは・・やっぱり寂しい^-^
今日は山の日だなぁと思って、思い出したふるさとの山です。
実家を継いだ弟が、今は甥っ子の部屋になっているけれど、
「いつでも帰ってきんさい。部屋から見える窓はそのままにしてあるよ。」
と言ってくれます。帰りたいなぁ^-^