mieと散歩しよう♪

今日という日は残りの人生の最初の1日

年老いても咲きたての薔薇のように

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大人になってもどぎまぎしたっていいんだな

ぎこちない挨拶 醜く赤くなる

失語症 なめらかでないしぐさ

子供の悪態にさえ傷ついてしまう

頼りない生牡蠣のような感受性

それらを鍛える必要は少しもなかったのだな

年老いても咲きたての薔薇 柔らかく

外にむかってひらかれるのこそ難しい

あらゆるいい仕事の核には

振るえる弱いアンテナが隠されている きっと・・・

わたくしもかつてのあの人と同じくらいの年になりました

たちかえり

今もときどきその意味を

ひっそり汲むことがあるのです

             ――茨木のり子 「汲む」より抜粋

昨日に引き続き、茨木のり子。今日は「汲む」

この詩に出会った時も、いつまでも子供じみている自分を恥じずに

やっていけそうな気がして、勇気づけてもらいました。

人に対しても世の中に対しても、初々しさが大切とも書かれています。

あらゆるいい仕事の核には震える弱いアンテナが隠されている

というところもとても好きです。

 

今、絵が汚れることを恐れずに描くことを練習中です。今?^-^

美しいものをただ写し取るだけでなく、もう一歩先を描けるように。

美しさであれば、本物の美しさにはかないようがありません。

 

今までたくさん失敗してきたからこそ、わかったことがあります。

今まで抗って苦しんだことは、今になっては必要だったと気づきます。

それは、自分を通すために必要で大切なことだったから。

折れなかったから、苦しんだけど、大切な今があります。

なにもかも下手だったのはわたくし

昨夕のNHKクローズアップ現代は、詩人茨木のり子

22年前年上の友人からいただいた童話屋の詩集「おんなのことば」

で、茨木のり子さんの詩と出会いました。

その頃の私は、夫さんと幼い子供たちとの蜜月に別れを告げて、

住み慣れた故郷を離れ、見知らぬ土地で大家族の生活が始まったばかりで、

まるで突然の嵐に放りだされたような混乱と戸惑いの中にありました。

「自分の感受性くらい」を何度も何度も繰り返し繰り返し読みました。

ぱさぱさに乾いてゆく心を

ひとのせいにするな

みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを

友人のせいにはするな

しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを

近親のせいにはするな

なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを

暮らしのせいにするな

そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を

時代のせいにはするな

わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい

自分で守れ

ばかものよ

48歳の時の代表作の一つです。

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茨木さんの家。西東京市東伏見の閑静な住宅街に建つ、山小屋風のモダンな邸宅。

1958年から夫と2人で暮らしたこの家で、2006年に79歳で亡くなるまで

50年近くの歳月を過ごし、詩を創作していました。

写真の椅子は「寄りかからず」のモデルになった椅子と言われています。

その後の私ですが、嵐の中では抗ってはダメと気づきましたし、嵐は去るものです。

本来マイペースなので、今は穏やかな波間をぷかぷかやっています。

晩年に出来た「寄りかからず」茨木のり子に、また背筋がピンと伸びた思いです。

楽しい気分

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うふふ^-^ とても好きです。おへそを出して縄跳びする子供とロバさん。

こういうのを着ると、楽しい気分になりますね~。気分って、とっても大切です。

先日、こねこのピッチのTシャツを買ったgraniphというところのもので

ピンポンなどのマンガを描いている漫画家松本大洋さんの描いたものです。

へぇ~そうなんだ、と気になって、ちょっと調べてみたら、

「のはらうた」の詩人工藤直子さんが実母とあります。

実母という書き方がちょっと気になるけど、この童心溢れる雰囲気は

お母さん譲りなのではないかと、勝手に想像します。

只今、物置状態になっている2F南側六畳間を仕事部屋にしようと

片付けています。本や絵の道具など整理していつでも使えるように。

気分って大事だから^-^ いつでも絵を描く気分になったら、

Tシャツ着て、仕事部屋で描きますぞー

育まれている命

のびのーび

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こちらも、のびのーび^-^

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寒さの中、スナップエンドウが、すくすくと伸び、可愛い花を咲かせ

次々に実をつけています。うれしいなぁ。

 

昨日は阪神・淡路大震災から27年。今朝の神戸新聞では、

地元神戸ではコロナの中、追悼行事が粛々と行われたと伝えられます。

今年の灯篭は「忘」

自然の前では無力なものだと、忘れないで。

育まれている命が守られていることを、忘れないで。

生かされていることを喜んで暮らさなくては、と、思い起こす朝です。

コラージュ

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日比野克彦展に行き、ダンボールが面白くて、何か作ってみたい

という気持ちが、風船のように膨らんでいます。

一枚は日比野さんの作品とマチスのコラージュ。

もう一枚は、今年大きい作品を久しぶりに描いてみようと思っていて

そのエスキース。大好きな花と、生まれてくる命と繋がれた命を、

絵の中でコラージュしてみようと思っています。

ダンボールに描いてみるのも、面白いのではないかと。

思っているものが実現するかどうかは、やってみなくちゃわかりません。

なんでもそうだけど、やる気が出た時が、チャンスです。

澄み渡る

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2,3日寒さの毎日が続いていたけれど、昨日は空気は冷たいけど

よく晴れて、青い空が澄み渡り気持ち良い一日でした。

東京在住の友人から、息子の展覧会に足を運んでくれて、会えたら渡そうと

用意してくれていたお菓子を渡して欲しいと届き、優しい心使いがうれしく

すぐに転送しようと近所のコンビニまで、お天気が良いので歩くことに。

歩きながら、島根のお父さん、呉のお父さん、お母さん、義父さん、お嫁さんの

お母さん、早くに亡くなった同級生たち、近所の友達、お世話になった先生たち、

猫たち、・・・みんなみんなどこに行ったんだろう。

亡くなっても、身体は無くなるけど、「存在」はその人を思い出す人がいる限り、

無くならないものだと思っています。とても近しく、温かく。

私もそのうち行くんだ。私だけじゃなくみんなみんな。

頬に冷たい空気を感じながら、頭は冴え冴えとして、心はじんわり温かくて。

夜になって、お母さんお月さまがきれいだよーと、帰宅途中の娘からのLINE。

夜も冴え冴えときれいな夜空だった一日。

 

夜中になって、トンガで北海道ほどの規模の!噴火があったそうで、

日本各地に津波警報が出て非常事態に。気象上初めての経験と伝えられる。

地球的規模では、まだまだ人類が経験したことのないことが起こりそうだ。

気象も病気も人の思惑などちっぽけなものだと教えてくれる。

もっと謙虚に生きなければ。

一本の線が物語こと

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横に鉛筆で一本線を描いてみてください。

 

どんな線が引けましたか?

同じ力で引かれた迷いのない太い真っすぐな線。

丁寧に引かれた繊細な美しい線。

弱弱しく自信なさそうな優しい線。

シュッと勢いよく走るように引かれた線。

真面目に真っすぐ定規で引いたような線。

きっと10人に10本の線が引けたはずです。

そうして。大体ですが、どんな絵を描くんだろうと想像出来ます。

そうして。大体ですが、どんな人なのかなと想像出来ます。

 

数日前に送られてきた復刻された美術科の季刊誌のエッセイを読んでいて

その文章に、書かれた人の人柄が強く現れていることに気づき、とても

興味深く思いました。人は内面、外面、表現、生活、思想・・・

すべてが連動しているという当たり前のことに行きつき、腑に落ちました。

面白い。人は長い時間をかけて自分を無意識にスタイリングしています。

良くても悪くても、日々の自分の選択の集積です。んん~

 

最初のデッサンはゴッホです。