mieと散歩しよう♪

今日という日は残りの人生の最初の1日

幸福になれる絵画を描く

    三岸 節子 — AWARE-日本

昨日行った「三岸節子展」で買って持ち帰った図録を見ています。

展覧会の最初の一枚がこの自画像でした。30.5㎝×22㎝の小品に

心を奪われました。その後を続けて見ると、人物像は珍しいとかります。

愁いと意思の強さが瞳に表れています。

三岸節子にとっての絵画制作は特別な活動ではなく、日常生活における家事や

庭仕事と代わることのない日々の仕事である。夜明け前に起きて海の見える

アトリエの窓から日の出を迎えて心を震わせ、朝から庭に出て、雑草を抜き、

土を耕し、花を植え、水を撒く。陽光を浴びて風に吹かれて、季節の移ろいを

感じる。午後になるとアトリエに入り、壁に並べられた製作途中の絵画を眺めながら、

インスピレーションに動かされて絵筆を走らせる

「感動がなければ芸術生活が営めない」と語っている。(図録より抜粋)

憧れの生活です。楽しくなくっちゃ染色家柚木沙弥郎さんも言ってたなぁ。

    花(絶筆) 文化遺産オンライン

これは94歳で亡くなった時描きかけでアトリエに掛かっていたの絶筆「花」

とても力強い作品です。描くことの情熱の炎が消えることはなかったのだなぁ。

「すぐれた芸術が平和の所産であるならば、現代のような世界的な不安絶望に

足をすくわれて生きているわたくしどもの絵画はどんな表現こそ真実であろうか。

・・絶望や不安の絵画を描かないで、なんとかして安らかな希望のある精神を

見出したい。人間が幸福になれる絵画を描きたい」

と語っただけでなく、願って邁進した三岸節子さんが眩しいです。

言葉を話し、文学を紡ぎ、絵を描くことは、絵を観る喜びは、人間がもらった

神様のギフトですね。

神戸市立小磯良平記念美術館 三岸節子展

今日は久しぶりの晴天。神戸に行ってきました。

ポートライナーに乗って。これはちょっとしたジェットコースターです。

高い所を走り、空を走っているような気分。眼下には神戸の海や、町が、

見渡せて。住吉という町は、緑が十分に残されていて調和して、特別な

雰囲気があります。木を切ってしまう行政の人に是非視察をして欲しいです。

着いたのはここ、小磯良平記念美術館。開催中「三岸節子展」を観るためです。

マチスに影響を受けて描かれた室内の静物。赤や黒が効いています。

風景の青や黄色も。

 

  

 

小磯良平のアトリエの復元もあります。意外にこんもりしたパレット。

今日は子供たちが模写出来る日でした。いいなぁ。私も混ぜて欲しいなぁ。

圧倒的に色は本物でしか、印刷されたものでは、味わうことが出来ません。

 

そして、私が心奪われたのは、額です。額も素晴らしいのです。

これは、どんぐりが彫られているのですが、名前のない誰かの仕事です。

やっぱり足を運ぶっていいなぁと思った帰り道でした。

誰に出会い、何を考え、どう過ごすか

   

一人前にアニエスのお出かけ着を着たお孫ちゃん、笑っても泣きべそも可愛いです。

昨日、二泊三日の帰省を終えて、大阪に送りました。

赤ちゃんて可愛いものですが、本当に無邪気で可愛いというか、一緒に過ごして、

楽しいです。刻々と成長するので、今の可愛さは今だけと思い愛しいです。

みんなみんな赤ちゃんの時は無邪気で可愛かったはず(。-_-。)

長い年月を生きて、誰に出会い、何を考え、どうすごしたか・・・

どんな大人になっていくか。いろんな人になりますね(。-_-。)

お孫くんお孫ちゃんたちに、良い出会いがありますように。

機嫌よく、よく食べ、よく笑う 

昨日から末っ子とお孫ちゃんが帰ってきています。今回もワンちゃんも一緒です。

前回の帰省から一か月。離乳食ももりもり。立っちも上手になっています。

表情も豊かになって、じいちゃんばあちゃんお姉ちゃんを笑顔にしています。

  

新幹線で来ましたよ~ しっかり立ってます ばあちゃんとこしょこしょ

機嫌よく、よく食べ、よく笑い、可愛い可愛いです。

これ、赤ちゃんでも、大人でも、歳をとっても、大事ですね。

周りも幸せにします。今日は地元のお友達たちと会うそうです。

きざはし

  OSAKA ARTFES  HANSIN 2026

  9月25日(金)~28日(月)

  阪神梅田店8階催事場 田中美術 日本画四人展 階きざはし

  未発表の新作を中心に展示しております。

 

イラストのようです

 

いよいよ本格的に秋がやってきた様子の静かな朝です。

暑さから解放されて、あれもこれも、やってみたい、行ってみたい、季節到来です。

10代の恋 後編

前後編にして読んでいただくこともないお話だけど(。-_-。)

せっかく良い機会なので思い出として書き留めておこう。

 

10代の恋。別れの日はすぐにやってきた。

ある日曜日。バス停のベンチに座っていると、前を彼とお父さんらしき人が大きな

犬を連れて通って、もちろん私たちはちょっと笑ったけど知らないふり。

彼の家は、家族でクリスチャンだったのでその先の教会へ行くのだと悟った。

その時。急に、これ以上仲良くなって家のこと話す時が近いと思うと、

胸が苦しくなった。今ならいろいろな事情があることわかるけど。10代の私。

別宅を持ち火宅の人だった父のこと話せるはずがない。家は揉めていた。

違いすぎる。家の事情を話すくらいなら。苦しくて逃げたのだ。

でも、どうしても直接事情を話せない。話せるくらいなら、ね、話せた。

10代の私はややこしい。

結局、彼の友だちに手紙を書いて、本当は好きでなかったと伝えてと。

・・・・・最悪だ。今、思い出しても最悪だ。

彼の友だちはどんな気持ちで伝えたんだろう。彼はどんな気持ちで聞いたんだろう。

それから、温和で優しい彼から、私に向けられる笑顔が消えた。

同じクラスの3学期、3年生、ずっと苦しい片思いだ。当然の報いだ。

 

いつか真相を話したいと思っているけれど、同窓会で会っても遠い。

近々の同窓会で手紙を渡した友達も亡くなっていた。嫌な役に巻き込んで

お詫びしたかった。直接、話せるかなぁ。話したところでだけど。

話した方がいいよね? いつか続き書けたらいいなぁと思います。

 

そんなこんながあって50年、私も今は幸せなおばあちゃん。

明日は末っ子とお孫ちゃんが帰ってきます。さ、掃除しよ。

10代の恋 前編

昨日借りた原田マハさんの「おいしい水」アッという間に読み終えました。

読み始めたとたん脳内で絵が動き始め一本の映画をみるように。

文章で紙の上に世界を描く、筆で紙の上に世界を描く。それはマジックだ。

舞台は神戸。馴染のある場所。10代の淡くて濃い恋の話。

読み終えて、自分の10代の頃の恋を思い出しています。

 

高校2年生。きっかけは修学旅行。大きな旅館のお土産売り場で、気がつくと

隣に立っていた同じクラスの彼。男の子3人兄弟の彼はお母さんに何を買ったら

いいかわからないから一緒に選んで欲しいと。

選んだのは、千代紙人形の良い匂いのするしおり。後で私のぶんも同じものを

買ってくれていてお礼だと言ってくれました。びっくり。

ちなみに彼は、その頃大好きだった少女まんが陸奥A子さんの漫画の登場人物のように

手足の長いほっそりした長身で、物静かな美術部の素敵な人だった。

それから、帰る方向が一緒だったのでバス通学の距離を小さな町を縦断する距離を

歩いて帰ったり。何を話していたんだろう。

テストが返る日、何点以上だったらというポーズを決めてこっそり伝え合ったり。

隣の席になった時は机に落書きを書いて(←時効です)笑い合ったり。

なのに、帰ってからもその頃黒電話だったので家族が取り継がなくていいように

決まった時間に電話があったり。長くなって電話の向こうでお父さんにいい加減に

しなさいと叱られる声が聞こえたり。何を話してたのかな。

スマホなんてない時代だから、一緒に写した写真の一枚もない。

文化祭の日、彼の友だちがカメラを持っていて撮ってあげるから並んで立って、と

言ってくれたけど。恥ずかしくて並べなかった10代の私。

別れはすぐにやってきた。

 

長くなったので、続きは後編へ(。-_-。)