ドラマ「私小説-発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由」も
とても良かったので忘れないように書いておこう。
発達障害を抱え、社会生活で数々の困難に直面しながらも、この《傾いた個性》が
あったからこそ強くなり、小説家になれたという原作の市川氏。
彼がさまざまな苦難を乗り越えていく上で絶対になくてはならない存在――それが
高校時代に出会って以来ずっと支え続けてくれた妻でした。
そんな市川さん夫婦が実際に育んできた《愛のかたち》を基に、《発達障害を
抱える夫と、彼に寄り添い続ける妻の純愛物語》を描くスペシャルドラマ
主人公は発達障がいでありながら、パニック発作も起こし、日常生活もままならない。
そんな中で寄り添い、理解しようとする人がそばにいることがどんなに救いになるか。
一緒にいるとどこにも行けないし、みんなと同じように暮らせない迷惑をかけるという
主人公に「あなたの世界は、楽しくて、優しい」という。
素敵なお部屋のセット。光が差し込み、植物がいっぱい。
ドラマの中では、葉っぱの切り絵で部屋中を飾るシーンもとてもいいです。
「久しぶりに芸術魂がさく裂したねぇ」と。
その葉っぱの切り絵を手掛けた切り絵作家リトさんも発達障がいがあります。
何を普通の生活というのだろう。
娘も生まれた時からの疾患に難病も発症し、今は主人公と同じように不安と
向き合っています。私には、病気は治せないし、代わってやることも出来ない。
主人公たちのように、一緒に泣いたり、笑ったりしながら、出来ないことが
たくさんあるけれど、私たちの普通を、楽しく優しい日々をすごそう。