mieと散歩しよう♪

今日という日は残りの人生の最初の1日

輝く個性の秘密 スケッチは語る

イメージ 1日曜美術館片岡球子 輝く個性の秘密 スケッチは語る」再放送を観ました。
今年、生誕110年の記念展を機に、350冊に及ぶスケッチブックや下絵の研究が進んでいるという。どんな作家の展覧会も、スケッチや下絵を楽しみにしています。私にとってはですが、有名な絵より、それらからは、作家の息使いや筆使いや制作の苦悩の生々しさが伝わってきて、好きです。
球子さんのスケッチも、力強くて素晴らしい。球子さんのスケッチを観ると、絵は、描かなければとか、描きたいとか、でなく、描かずにはおれないという気迫で描かなくては、いい絵は描けないんだなぁと、改めて思います。60歳から「面構シリーズ」を描いたり、103歳まで精力的に描き続けたことも、開き続けることが出来るのだと、そろそろいい感じに閉じる方にシフトしようと、どこかで思っていた自分は、まだまだだなぁ。渇を入れよう。
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↑この絵は、院展に初入選した「枇杷」です。富士山や面構シリーズのような大胆な作品で有名ですが、私はこれもなかなかに好きです。この入選を後に落選が続き「落選の神様」とまでも呼ばれたというのだけど、それでも描き続けて、自分の絵、自分にしか描けない絵を描き貫いたという、だから、片岡球子さんなのだな。