mieと散歩しよう♪

今日という日は残りの人生の最初の1日

再生 ― 坪倉優介さんの場合

イメージ 1感動が温かいうちに書いておこう。
TV「ベストハウス123」茂木脳科学SPで取り上げられていた
染色家坪倉優介さんの再生のお話。
大学生の時にバイクの事故で18年の記憶を失った優介さんは二度目の人生を生きなおしています。よく白紙にしてやり直すとか言いますが、すべての記憶を失った優介さんは、生まれたての赤ちゃんと一緒です。当時を振り返り、「お母さん」というのは、ただの言葉でしかなく意味などわからない優介さんを、お母さんは二度育てたと言われています。
再生のきっかけは、そのお母さんの涙でした。涙がなんであるのかもわからない優介さんの心に湧きあがってきた不思議な感情。
「悲しませてはいけない。自分は喜ばせる人間になろう。二度と泣かせない」
 
凝縮した30年を生きなおして今思うのは、「苦しいとか苛立ちはいらない。毎日を楽しく生きたい」ということなのだそうです。考えてみると、長く生きるほどに、それらしい意味を付けていろんな感情を持っているものですが
すごく若いころは、それで心が耕されていくのですけれど、折り返した今^-^ 白紙に戻した気持ちになって、
私も、もう一度、シンプルに考え直してみたいなぁと思いました。
絶望の淵で生きている意味が見つからないと言っていた優介さんは、今、楽しい毎日を生きています。