お盆休みの間に観たNHK「ファミリーヒストリー」草刈正雄さん。
この番組は、当事者が、自分も知らない、自分のルーツを、MCや視聴者と
一緒に観るというもので、毎回ドラマが待ち受けている。
生まれた時から母と二人だった草刈正雄。父は日本に駐留したアメリカ兵だが顔も
知らなかった。母は「朝鮮戦争で死んだ、写真は焼いた」と多くを語らず死去。
制作班は正雄の記憶にあった「ロバートトーラ」という人物を全米で探すが調査は難航を
極める。半年後ようやく親族が判明。なんと父は朝鮮戦争から生還していた。父の容姿や
性格、母との出会いも明らかに。「なぜ父は母のもとを去ったのか」父の姉が70年ごしの
秘密を告白。 /www.nhk.jp/p/famihis/ts/57RY735RG4/episode/te/2J43WG1VGY/
今まで顔も知らなかったという草刈さん。涙が次から次にこぼれ、言葉は出てこない。
複雑で何度も出演交渉を断っての今回だったという話だけど、結果はとても温かいもの
だったと思う。その後を知ることが出来ず心配していたアメリカの親戚は、彼が無事に
育って幸せになっていることをとても喜ばれて、アメリカを訪問するその後が特別編に
なって後日放送される予定なのだそう。
若い頃の草刈さん。今も素敵だけれど、
私の若い頃、甘いマスクと、日本人離れしたスタイルで大人気でした。
今回お父さまのお顔がわかり、そっくりでびっくり。
実は、私もずいぶん大きくなるまで、養女ということが隠されていた、
というドラマチックな^-^生い立ちがあります。
実の父、育ててくれた父が兄弟だったのですが、今に至るまでは、
番組に出来るくらいのファミリーヒストリーがあります^-^
結果よければ、すべて良し。どこをどう違えても今の自分に辿り着かないと
思うと、すべてが必要なことだったのだと呑み込めます。きっと草刈さんも。
心のどこかでなぜ母と自分を置いて行ってしまったのか。
どんなお父さんだったのか、心の一点の曇りが、今回晴れたんじゃないかなぁ。
そうだといいなぁと思います。
お母さまがりっぱでしたね。お父さまのこと恨んだり、決して悪く言わなかった
ということや、困らないように一生懸命育ててこられた。
お母さまの愛があったから、今の草刈さんがあるのですよ。愛なんだなぁ。