昨夕観たNHK「SWITCHインタビュー 達人達」
聞き手のレスリー・キーが心を開いて自らを語り、YOSHIKIさんの心を開く。
テレビだけど、目の前にいるその人の口で語られる言葉は胸を打つ。
その表情。声。手振り。間。
極めた人たちは、それぞれの生い立ちを生きて、今があった。
YOSHIKIさんのお父さんは自死している。YOSHIKIさん自身、毎日
朝起きたら、今日も生きていた死にたいと思うと。でも逃げないと。
レスリー・キーは、父の名も知らない。母も苦労して若くして亡くなり、
児童養護施設で過ごし、貧困も孤独も味わった。
亡くなる前にゆいつ母に買ってもらったカメラが、彼の人生を変える。
極貧旅行でインドに渡り、人々の笑顔に出会う。生きる喜びを知る。
ふたりとも、自分の仕事で誰かを喜ばせたり生きる助けがしたいと言う。
自分の不運を世を恨み、人を巻き添えに命を粗末にする人に知って欲しい
相手を思うことから、人生を肯定することから、始まること。
今、YOSHIKIさんをそっとハグして、背中を撫でたい。
寂しさを、ないピースを、圧倒的何かが生れてそのピースを埋める。
その穴を、必死に埋めて、耕して、陽を浴びて、雨に打たれ、何かが育つ。
気が付いた時には花が咲いている。そういうふうになっているんだなぁ。
それにしても、会うことも出来ないであろうYOSHIKIさんの言葉を見聞きし、
レスリー・キーとの奇跡のコラボを、誰でも観ることが出来るTVってすごい。