mieと散歩しよう♪

今日という日は残りの人生の最初の1日

安らかに

もう少し彼女のことを書いておこう。
出会った頃、一緒に下水処理場に見学に行かない?と誘われた。自分の排泄したものの行く先をちゃんと見届けたいと。彼女らしいなぁとクスクス笑いながら一緒に行くことにした私でしたが、思いがイメージ 1けない感動に出会うことになりました。下水処理場はひっそりとした場所にありました。出迎えてくれた職員さんに案内していただいて、流されてきた汚水が順序を経てきれいになっていく様子を見せていただきました。汚物を処理してくれる顕微鏡で観たバクテリアは、キラキラ輝いてそれはそれは宝石のように美しくて驚きました。そして目に見えないものの働きに感動しました。最後に飲めるほどきれいになり水は川へもどされます。ひらりと川へ下りた職員さんが コップに水を汲んで、振り返って見せてくれた時、いい笑顔だったなぁ。一般の見学はめずらしいと歓迎してくださった。そんなことに誘ってくれる人は他にはない、彼女ならではの思い出です。
クリスチャンの彼女、昨日はミサ、今日は告別式で見送りました。残されたご主人が挨拶され、彼女のことをとても優しい信念の人と言われました。その通りで、彼女があんまり真っすぐでいい人なので、私は時々自分が恥ずかしくなりました。彼女の信じるキリスト教では、神様の家に戻る日ということです。今夜は身体の苦しみから解放されて、安らかな眠りについているね。おやすみなさい。
                                              一緒にお弁当を食べた公園のベンチ