mieと散歩しよう♪

今日という日は残りの人生の最初の1日

追悼

イメージ 1 彫刻が好きです。
今度は男の人に生まれ代わって、なれるものなら彫刻家になりたいです。
女の人としての幸せはじゅうぶん味わったから、今度は男の人に生まれて
彫刻家になって、着の身着のまま、寝食も忘れ、仕事に打ち込めたら
どんなに幸せだろうと想像します。
昔、若かったころ美術を学んでいて、少し彫塑にふれる機会もいただき、
身体を使って物を造る楽しさを教わりました。リアルに冷たい塊であるものが、人の手を通して、柔らかく、温かく、生命力あるものに造られていく。
それは心を捉える瞬間を永遠に閉じ込める作業です。
観るのも好きなので、美術館であまり壁際に展示してあると心底ガッカリするのですが、360度どこから観ても美しく調和しており、観るときは、クルクルと気の済むまで回って観ます。
寒い冬の街頭で鳥のフンで汚れたりしている像を観ると寂しくなります。
磨いてまわりたいと思うくらいですが、恩師、彫刻家吉田正浪先生は
それを実践されていたと聞きました。
                    
              25日永眠、先生との出会いに感謝します。
 
 吉田先生作「瀬戸内海屋代島」