mieと散歩しよう♪

今日という日は残りの人生の最初の1日

ノルウェイの森

イメージ 1観ました。
そーか、忘れてたR12指定だった^-^ 
監督は『青いパパイアの香り』『夏至』などのトラン・アン・ユ。
なので、とにかく美しいのです。大きな風景も小さな風景もみな。
透明で空気が澄んでいて、風が吹いてくる。香りがするのです。
無機質な平面のスクリーンから香りがするのはとても大切なことに思います。
お話は「苦しみ」なので心が健康すぎると距離がありすぎるように思えました。
私的な営みも盗み観るようで違和感があります。
それでも、終始一貫して流れている映像美がみなすべてをクリアーにしてくれるほど美しい画です。
松山ケンイチ菊池凛子も「映画の」主人公ワタナベ、直子そのものであるようでした。本作が演技デビューだそうですが緑を演じた美しい水原希子さんも健康で瑞々しい緑そのものでとてもよかったです。
今までもトラン・アン・ユ監督が作品は「苦しみの中に美を見出す」というのがテーマだと言っているのですが、
その通りのノルウェイの森でした。 実は原作を読んでいないのです。そういう意味では先入観なく観れました。
 
     なんだか、苦しいほどの恋とか、悲しい愛とかが、もう遠くにあるって気づきました ^-^