観ました。
そーか、忘れてたR12指定だった^-^
監督は『青いパパイアの香り』『夏至』などのトラン・アン・ユ。
なので、とにかく美しいのです。大きな風景も小さな風景もみな。
透明で空気が澄んでいて、風が吹いてくる。香りがするのです。
無機質な平面のスクリーンから香りがするのはとても大切なことに思います。
お話は「苦しみ」なので心が健康すぎると距離がありすぎるように思えました。
私的な営みも盗み観るようで違和感があります。
それでも、終始一貫して流れている映像美がみなすべてをクリアーにしてくれるほど美しい画です。
今までもトラン・アン・ユ監督が作品は「苦しみの中に美を見出す」というのがテーマだと言っているのですが、
その通りのノルウェイの森でした。 実は原作を読んでいないのです。そういう意味では先入観なく観れました。
なんだか、苦しいほどの恋とか、悲しい愛とかが、もう遠くにあるって気づきました ^-^