初めての名古屋。まずは豊橋、目的の豊橋美術博物館へ。路面電車に乗って降りた市役所前にはロマネスク様式の美しい建物がありました。登録有形文化財の公会堂とのことです。通り過ぎたところに緑の豊かな豊橋公園があり、その中を進むと美術館はありました。
新しい日本画の個性的な実力のある作品の数々。パンフレットや図録では見ることの出来ない、繊細な筆使いや、色使い、大胆な画面構成を見ることが出来ました。図録に審査風景が載っていましたが、選考の過程を読むと、緊張が伝わってきます。息子は今回入選できましたがよく通ったなぁと改めて思いました。図録に載せていただいた自分の作品について「未来へ生きることは、生への希望と死に向かっていく表裏一体の性質を持っている。その事象に対して向き合い、未来への価値を知るために描いた。」と制作意図を書いています。