2001年92歳で亡くなったピカソに今世紀最後の巨匠と言わしめた画家バルテュスの回顧展が開かれていると言う。それに合わせて放送されたもののアンコール放送。少女を多く描きそれをスキャンダラスに捉えられたというその作品よりも、私が魅かれたのは、彼が生涯移り住んだ5つのアトリエの美しさです。それは、街のアパートであったり、田園の古城や、由緒ある古いホテル、パリだったり、ローマだったり、スイスだったり。
移り住んでも変らない住まいに対する美意識は一貫しています。そのことに彼のすべてが現わされていると思います。載せきれなかったけど、すべてが絵と同じように素晴らしいものでした。