mieと散歩しよう♪

今日という日は残りの人生の最初の1日

パン屋の手紙

イメージ 1今日はこの本。本が好きです^-^
「パン屋の手紙 -往復書簡でたどる設計依頼から建物完成まで」
往復書簡は、『はじめまして。北海道真狩村に住む神幸紀と申します。』と書かれた一通の手紙が、建築家中村好文さんのもとに届くところから始まります。神さんは「Boulangerie JIN」というパン屋の店主、パン職人です。神さんが簡素で朗らかな建物をとお願いし、応えて中村さんが、楽しみながら、慈しみながら、気持ちを込めてやり遂げた「パン小屋」誕生までの軌跡を、うらやましくも、まるで自分のことのようにわくわくと追いかけることが出来る一冊です。
本の中で中村さんが、一度だけ聞き流せないと戒めた箇所があります。「美しさ」について、それは「健康で姿勢の正しい建築」だと、見栄えのために、作為的なこと、わざとらしいことはしないし、お化粧はしない、「粗末な感じ」「素朴な感じ」「小屋らしさ」を出すために演出するのは、本末転倒ではないか、と。
自分の生活や、持ち物について、考え直しました。誠実な暮らし、簡素な住まい。本物ということについて。いろいろな意味で本末転倒みたいなことになっていませんように^-^
 
追記*この本は以前「住む」という雑誌に掲載されたものに加筆されたものですが、「住む」で見ていいなぁと思っていたんです。その時のお話は神さんの息子幸太郎くんが中村さんにツリ―ハウスの設計を依頼するというものでした。その時のお手紙と、中村さんのお返事、出来上がったツリ―ハウス、どれもが素敵です。
ツリ―ハウスが大好きなんです。うらやましいなぁ^-^
 
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