mieと散歩しよう♪

今日という日は残りの人生の最初の1日

金子みすず展

イメージ 1「没後80年 金子みすず展 ~みんなちがって、みんないい。」に行ってきました。平日にもかかわらず、たくさんの人でした。
着ていたお着物や、お部屋の再現、直筆のお手紙などは、まるでお会いしたかのように、みすずさんの存在をリアルに感じる事が出来ます。3冊の遺稿手帳にはいよいよその色が濃く、ボロボロになったその表紙から、みすずさんが詩作を慈しんだ様子が見えるようです。小さな命に思いを寄せたみすずさんが、自ら命を絶たれたことに、胸が苦しくなります。優しい優しいみすずさんゆえに、生きにくかったに違いありません。生きていくということは、きれい事では済まない、傲慢なものです。
たくさんの人で賑わうりっぱな展示の数々のなかで、何か違和感がありました。ナニカナ・・・。みすずさんがそうであったように、みすずさんの詩は、悲しいとき、うれしいとき、さみしいとき、ひとりで静かに、そっと読みたいなぁ、と思いました。http://www.himeji-kanko.jp 
 
今日の夕飯は活きのいい鰯があったので子供もみんな喜んで食べる南蛮漬けを作りました。
手で鰯をおろしながら、『大漁』を思い出しました。今日は海ではお弔いなのかなぁ・・。感謝していただこう。