mieと散歩しよう♪

今日という日は残りの人生の最初の1日

流れる水は澄んでいる

今日のNHK日曜美術館速水御舟」。イメージ 2イメージ 1
ても有名な「炎舞」という作品は知っていたけれど、今日番組で紹介された里山の風景画は、また趣きが違って柔らかな印象の美しい作品です。
忠実な写実をした作品もあり、洋画の影響のある
ものや、いろいろな技法を試しています。
番組を観ていくと、型が出来ることを嫌がっていた様です。それは、型が出来るということが、止まってしまうということだから、というようなことを言っています。
そうかぁ。今まで、みたら誰とわかるというような自分のスタイルがないことは個性がない、みたいに思っていたけれど、たとえば、シャガールセザンヌゴッホ・・・・。その自分スタイルを見つけることが難しいと思っていたけれど。そういう考え方もあるんだな。
 
イメージ 3続きのアートシーンで、「おとろえぬ情熱、走る筆 ピエール・アレシンスキー展」を紹介していたけれど、アレシンスキーもまた留まらないで、変化しつづけた画家です。こちらは、日本の書道に影響を受けたといいます。
「僕はもう人生の終わりに近づいていると言える。すべて表現し尽くしたかもしれない。でも、明日絵を描き始めればまだ新しいことを発見できるかもしれない。」
90歳に近い今もなお進化をしています。
のびのびとした勢いのある画風。色彩がいいな。
好きだな。来春には大阪にも巡回するので、見逃さずに足を運びたいと思います。
 
   今日のキ―ワードは、「留まらない」 流れる水は澄んでいる。