mieと散歩しよう♪

今日という日は残りの人生の最初の1日

エンディングノ―ト

イメージ 1観ました、エンディングノ―ト。地元の劇場で公開されてしばらくたったレディスディ。いつものように、きっとガラガラだろうな、何かを観た時は貸切だったなぁと、時間ギリギリに飛び込んだら、行列でした。本作品が初監督となる主人公の娘、砂田麻美さんが、最後の日まで前向きに生きようとした父、砂田知昭さんの姿を追ったドキュメンタリーです。
段取り命の元熱血サラリーマン知昭さん67歳。健康診断で、胃ガン発覚。すでにステージ4。「エンディングノート」と呼ばれるマニュアル作り。人生最後にして最大のプロジェクトが始まります。5月から12月まで、式場を下見したり、必要な段取りを進めていく知昭さん。常に明るく、時にユーモアを交え、その人柄に救われます。亡くなる数日前、病院のベッドで家族と最後の段取りをする時でさえ「わかんなくなったら。携帯に電話ください」と^-^ 涙ポロポロなのに思わず笑わされてしまいます。プロジイメージ 2ェクトの遂行と遠くに暮らす孫に会う日が生きる気力となっていたようです。→孫に会った知昭さんのこの眼差しの向こうに映るのは、繋がれて行く命に宿る、自分が確かに生きた証なのかもわかりません。結婚以来初めて妻に「愛している」と言って、「いいとこに行く」どこに行くの?と聞くと「それはちょっと、教えられない」と言って、旅立ちます。見終わった後に自分の家族や大切な人をふと思い出すような作品であって欲しいという監督の言葉通りの作品でした。
 
人は皆平等に生まれた時に「必ずいつか訪れる死」の宣告を受けています。
その中で、誰かを大切に思ったり、誰かに大切に思われたりしながら、明るく前向きに精一杯生きることは
尊いなぁと思いました。