ある日、手のひらに乗るくらい小さいシャムネコの雑種をお父さんが
知り合いの人の家からもらってきました。それが私たち家族と猫たちの
暮らしの始まりでした。猫は「もも」と名付けられました。
ある日、まだ子供だと思っていた一年も経たないももに赤ちゃんが
出来ていることに気づきました。家は出入り自由にしていたので。
あら、大変。ももは、家で出産しました。それが一度目。
7匹の子猫を産みました。もちろん全部育てるわけにはいきません。
ミニコミ誌に里親募集の記事を載せてもらいました。
5匹の子猫に里親さんがみつかりました。
そうしているうちに、すぐにまさかまさかの二度目の妊娠。今度は8匹。
引き取られたのは2匹。ももと8匹の子猫との暮らしが始まりました。
その頃、人間も8人家族だった我が家。大家族です^-^
1人に一匹、3階建てだから1階に3匹ずつと、考えたらいいね
なんて、のんきにおかしな言い訳をして(誰に?)
「ももだより」は、里親さんに送っていた手作りの季刊誌です。
仕方ないとはいえ、ももと子供たちを引き離した後ろめたさもあって
里親さんにお礼の気持ちと合わせて、繋がっていたいと思いました。
息子の描いた4こまマンガを載せたり、子供たちも参加して。
どうやって過ごしていたのか。大変だったという記憶はありません。
一匹、一匹、送って。その暮らしが終わりました。