NHKスペシャル「モネ睡蓮よみがえる奇跡の一枚」１６日に放映。録画しておいたのを、やっとゆっくり観ました。
上半分が、完全に欠落していた「睡蓮 柳の反映」の修復の
様子を追いかけたもの。「人間」と「AI」のすべてをかけて挑んでいます。
みつかった黒白写真からの推測。
「AI」には気の遠くなるようなモネの仕事を学習させて、失われた色を復元します。そのために、人が世界中日本中のモネの睡蓮の情報を足で集めました。
それでも、それだけでは筆致の勢いを現すことが出来ません。それを補ったのも、「人」です。修復画家がモネの様々な筆使いをパターン化します。
修復に向ける熱意と、熱意だけでは成し遂げることが出来ない本物の仕事のあり方を見てとても感動しました。
奇跡と呼ぶのは安易と思えるくらい、人の熱意と根気と辛抱の賜物だなぁと思いました。
東京西洋美術館開館６０周年松方コレクション展にて６月１１日から開催中 ９月２３日まで観ることが出来ます。
