映画『アバウトタイム』は、始まりから好きだなぁと思えました。砂浜で家族揃って思い思いの椅子に座って楽しそう。主人公ティムの家族は毎日暑くても寒くても雨が降っても一年中海辺でティタイム。金曜日はみんなで映画を観ると決まっている。優しいお父さん、自分を持っているお母さん、のびのびと育っているチャーミングな妹。自由でリラックスした素敵な家族だ。その最初のところが、とてもとても好きです。ロケーション、インテリアも素敵♪
お話は、生まれてきた男の子にだけにタイムトラベルが出来るという能力が備わっている家系という秘密を２１歳の誕生日に聞かされた主人公が、その能力を使うことで、小さなやり直しをしながら、恋人に出会ったり、家族を持ったり、幸せの意味を知っていくという、というと子供だましのようなお話のようだけど、なかなかに良かったです。最後のシーンは、お父さんに教えてもらった幸せになる秘訣。毎日一日をやり直す。一度目はなんでもない冴えない一日。上司の嫌みを聞き、愛想のないコンビニでのやりとり、時間に追われて走るいつもの道。二度目は、ちょっとしたユーモアや、笑顔、気遣いの言葉、廻りを観る心のゆとり、小さなやり直しで、同じ一日が違った一日になる。
これは、すごく心に響きました。今日、二度目だと思って、一日を過ごしてみよう＾－＾ きっといい日になるね。
