mieと散歩しよう♪

今日という日は残りの人生の最初の1日

すばらしい教科書

イメージ 1昨日日曜日、朝、おばあちゃんが老人会の公園の花植えの奉仕に参加のため、おじいちゃんとお留守番。ベットの傍で図書館で借りていた松浦弥太郎さんの「続・日々の100」など読みながら一緒に過ごしました。その本の中で、旅先では必ず古書店に立ち寄り、掘り出し物に出会う確立が高まるし、もし欲しいものがなくても古書店が無くならないように、売上に貢献する意味も含め、必ず一冊買うようにしていると、書いてありました。読んでいると、久しぶりに古書店を訪ねてみたくなりました。
お天気も良く、散歩がてら、立ち寄った「おひさまゆうびん舎」で、大好きなホフマンの絵本をみつけて4冊購入しました。隣のもう一軒のお店をのぞいてみると、オーナーが代わって、お店の雰囲気がずいぶん変わっていました。すっきりした店内をゆっくり見せていただく。あ!と、言葉がみつからないくらいのびっくり。佐藤忠良さんが中心になって、昭和62年に創られた美術の教科書「少年の美術」がありました!この本の存在は知っていてすごく見たかったのですが、いったいどこで手に入るのだろうと。123年生用3冊と手引きが箱にはいって600円と書かれています。(後で調べるとAMAZONでは15000円です!)
想像を超えたすばらしいものでした。表紙は芯ボール紙の厚表紙、布テープでの製本。紙質や印刷にこだわった造本は、書物づくりへの愛情だと書かれています。もちろん内容は言うまでもありません。
佐藤忠良さんの言葉です―― 絵が描けなくても、それほど人生が貧しくなることはありません。手先が不器用でも、豊かな人生をおくっているひとは多くいます。しかし、美術科の目標が、人間を作る、人の情緒や意志を育てていく、ことだとしたら、これは必要にして欠くことの出来ないものです。同時代に生きる人間として、私たちは日本中のこどもを、ほんとうの意味で、思いやりのある、意志の堅い、そして創造力のある子に育てたいのです。
今、子どもたちの授業から、美術や音楽、家庭科、などの専科の時間が削られていくことを心底心配しています。すばらしい芸術に触れたり、無心に手を使ってものを作ったり、描いたりすることは、頭や心を柔らかく耕してくれます。その喜びを知ったら、それは一生の宝物になります。たとえ、お金が無くなっても、若さが無くなっても、どこにも行けなくなっても、紙があれば、鉛筆があれば、泥をこねれば、楽しい時間が過ごせることでしょう。
 
  お留守番→松浦弥太郎さんの本→古書店巡り→すてきな本との出会い 導かれるような一日でした。