昨日10月1日は映画の1000円サービスディ。
仕事もお休みだし、せっかくだから、ん~何を観に行こうかなぁ・・・
俳優陣が素晴らしい。渡辺謙、柄本明はもちろん、柳楽優弥くんも子役で早世しすぎて心配だったけれどいい感じに野性味あふれる青年に成長していて良かったと思えたし、怱那汐里も好きだし、小池栄子という人はいつのまにか若い人に珍しい骨太の存在感のある女優さんになっている。
だけど。私自身の問題で、残念なことに、最近ほんわかしたハートウォ―ミングな映画ばかり観ているのは、やっぱり正しかったと、改めて確認することになった。あまりにも激しいシーンの連続に心臓はドキドキ、身体には力が入ってヘトへト。要するに歳なのだ。トホホ。強い映画を観るには体力気力がいる。渡辺謙演じるところの十兵衛がアイヌの奥さんと出会い、刀もお酒も封印した穏やかな生活が描かれていたら、そこでホッと出来たし、再び刀を持つことになった時の対比が鮮やかだったのかなと思ったり。そういう救いのあるシーンが観たかったなぁと思う。全編悲しさが漂って。人の業が悲しくて痛ましくて泣いてしまった。非日常の感情を体感すること、映画はそれでこそ良いのかもしれないけど。