仕事をお休みする仲間の代わりに1カ月週一回訪問することになったMさん。
新しい家が並ぶ静かな住宅地は自転車が通るのでいっぱいな細い道を進む。
長い塀と引き戸がMさんの家だ。
ガラガラガラ「おはようございます」と声を掛けて引き戸を開けると、
わぁ・・後でお嫁さんが原生林でしょう^-^と言われた玄関へと続くお庭は
たくさんの木々と足元には草花が、雨の後でしっとりと青々として輝いている。
前を通ってもわからない、塀の中にこんなに素敵な家が残されていたんだ。
Mさんは庭で手に柔らかそうな細いフキをいっぱい採っておられました。
昭和2年4月生まれのMさんは、母と同じ年の同じ月生まれの95歳。
昔小学校の先生だったといわれるMさんのお話は楽しい。
家は段差だらけで、お庭も足元は私でも気を付けなくては転びそうだけど
Mさんはへっちゃらで手にはさみを持って、ゆっくりゆっくり動いている。
お嫁さんはお母さんが動けなくなるといけないので、出来ることを奪わないように
気を付けていると、洗濯干しも庭仕事も自分のことは自分でしてもらっているし
家の改修もせず気をつけて暮らしてもらっていると言われ、とても理想的。
いい暮らしがここにある。1カ月訪問がとても楽しみです。