「マチネの終わりに」観ました。石田ゆり子さんが好きだからです。
美しくて切ない大人のロマンチックな映画は想像していたけれど。
印象に残ったのは、ストーリーの中の架空の映画「幸福の硬貨」
戦地で窮地の子どもの手に硬貨を握らせた兵士
「いつか平和な時がくるからその時好きなものを買いなさい」と。
それから劇中で語られる言葉
「過去は変えられないと言うけれど、未来が良いものになったら
過去も良いものに変わる」
どちらのエピソードにもあるのは、希望。
映画の中の人はそれぞれうまくいかない人生を送っている
本当の人生だってそんなものだ。良かったり、うまくいかなかったり。
そんな時、手のひらの硬貨を思い出そう。
映画館の外に出ると、秋色の姫路の街がパリの街並みのように見えた。
この空の下のどこかに私の蒔野がいそうな、そんな気さえしてしまう。
もちろんいるはずもなく、いても困る。映画あるあるだな^-^