mieと散歩しよう♪

今日という日は残りの人生の最初の1日

描かれた花々

イメージ 2イメージ 1神戸へ行って来ました。
小磯良平の植物画を中心にした「描かれた花々」展を観ました。絵を学んでいた学生の頃、小磯良平の静謐で卓越したデッサンやその色彩はあこがれでした。こちらに越して来て、いつでも行けると思って先延ばしになっていた小磯記念美術館。やっと行けると思うと、本当にわくわくしました。
世の中に絶対音感という人がいますが、小磯良平は絵でいうところのそういうのではないかと思います。いつもいつもその構図バランスは完璧で、いつ見ても気持ちが良いです。
 
 
イメージ 3イメージ 4イメージ 5イメージ 6
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
れらの作品は、武田薬品のための植物画なので、なおさらに精密に細部まで写実しているのですが、それに加え絵画的な試みがされているということです。観れば観るほどため息が出るほど美しいです。
美術館では、常設で油彩も観ることが出来ました。独り言とお許しいただいて・・・たとえば、さっきの音楽で例えるなら、音符がきちっと追えたから魅力のある歌になるとは限らないように、絵も描けすぎるということもそれに近いことがあるのかもわかりません。小磯良平の油彩の作品はある時点から、生気を失っているように感じます。
なので、未完成な作品や、初期の作品の方が温かみがあって好きです。「すぎる」って・・・。難しいなぁ。