ちょうど、「暮しの手帖」の別冊花森安次治を買って見ていたところでした。花森さんは本の装丁も多く手掛けていますが、温かみがあって、モダンで素敵な表現です。
美しいものは、いつの世でも、お金やヒマとは関係がない
みがかれた感覚と、まいにちの暮らしへの、しっかりした眼と
そして絶えず努力する手だけが、一番うつくしいものを、いつも作り上げる
花森さんが残したこの言葉が好きです。生活ということに強くこだわった花森さんの美意識に触れるとき、自分の生活をもう一度見直してみようという気持ちになります。