これは、原爆ドームの中から見あげた晴れた日の広島の青空です。いつか描いてみたいと思い残しています。今日のTVで、広島の子どもたちは今日は登校日で平和学習をすると言っていました。私もそうでした。今でもそうなんだ。良かった。引っ越して関西に来ると、もちろん私の子どもたちは登校日でもありませんし、TVや新聞の扱いも広島ほど大きいものではないことに驚きました。日本のことなのにと不思議に思いました。
毎年繰り返し伝え続けられる原爆の日。そのことが本当に大切なことに思えます。人はすぐに忘れるのです。防ぎようがない天災と違い、人の手によって行われたあってはならないこと、人災は、人の手によって、防ぐ努力をしなくては。安穏と日々を過ごしているので、大きなことは言えないけれど、今日は原爆の日のことを。広島で育ったんですもの。今日も語り部の方が、川に女子学生が重なりあって亡くなっていたその姿が忘れられないと話されていました。私も少し早く生まれていればそのひとりだったかもわかりません。河川敷を先生や同級生とスケッチに出掛け幸せなはずの時間を突然に奪われたかと思うと、悲しみという言葉では足りません。
