好きな花があるってすてきなこと
― 鰯雲に気付いた日。フジバカマがぽつぽつと咲き始める。
葉っぱに露が降りる。月明かりのもと虫聞きを。
ナデシコを摘んで窓辺に飾る―。夏から秋への移り変わり
にはたとえばこんなふうに花暦が記される。好きな花を通して
毎日を見ると、季節の小さな変化がよりくっきりとわかります。
フラワースタイリスト平井かずみさんの「花はそっと、日常に。」は、とてもきれいな本です。副題は「選ぶ、飾る、愛でる。いつもの暮らしの景色を変える花の選び方。」となっていて、毎日の暮らしに、自分の好きな花を飾ってみましょうという内容です。菊も仏花のイメージがあるけれど、こんな風に飾ると秋らしくて可愛いですね ^-^