mieと散歩しよう♪

今日という日は残りの人生の最初の1日

愛はROAR

イメージ 1ボクシングペインティングなどで知られるニューヨーク在住の前衛芸術家篠原有司男と、その妻で画家の乃り子さんのドキュメンタリ―「キューティ&ボクサー」を観ました。2013年のこの作品は、アカデミ―賞の長編ドキュメンタリー部門にノミネートされました。
80歳を超えなおエネルギッシュに制作意欲を持ち、生活の全てがアート。篠原ことギュウちゃん曰く「人の言うことを聞かないのが若さの秘訣」なのですって。なるほど。あ、うっかり納得してしまった^-^そのくらい自由奔放な生きざまです。
乃り子さん19歳で41歳だったギュウちゃんと出会いイメージ 2ます。イメージ 3
出会った頃の乃リ子さんと、今の乃リ子さん真剣なまなざしは変わりません→それから40年、お金もなくて、いつもけんかしてたけど、パッションと愛があったからやってこれたと言います。時々見せる寂しそうな顔と、幸せそうな顔が印象的です。「人は面白いのょ。マグネットのように、違う人間だから引き合ってくっ付くけど、似た人間だったら離れていたわね」とも。
イメージ 4イメージ 5←二人の住まい。外のイスに座って陽をあびたり、夜空を眺めたり、風に当たったり。
「愛はROAR」よ。という乃り子さん。ROAR(ウォー)って怪獣がウォーって叫ぶような感じらしいです。そこには、強さと弱さ、ダイナミズムとデリケート、愛と闘い、喜びと哀しみ、豊かと貧しさ、いろんなピュアで大切なものすべてがあります。
 
平穏な幸せではないけれど、二人は大きなものを手放して、大きな幸せを手に入れた。そんなふうにも見えます。でも、生きていくって、どんな人にとっても、生活なしでは成り立たない。生活するって、もしかしたらすごいことなのかなぁ。   http://www.cutieandboxer.com/about.html