リサイクル図書③ 私は神のパズルを解きたい

 

「私は神のパズルを解きたい」出版は哲学書房。NHKでアインシュタインドキュメントとして放映されたものが書籍化されたものらしい。

これもリサイクル図書として、図書館の段ボールに入っていた本です。写真もたくさんで分厚いりっぱなものです。

この本では、アインシュタインをただ科学者としてではなくて、ヒューマニストとして捉えてあっておもしろいです。ちょうど先日観た映画「I・Q」の中で、バイオリンを弾く姿や、ヨット遊びをする様子がありましたが、写真を観ていると、本当にそうだったらしい様子が見れます。↓左が映画で、右が実物の写真です。

 

 

日本のことも好意的に書かれています。

日本滞在は素晴らしいものでした。優雅な生活様式。なにごとに対しても向けられる生き生きとした関心。良識を伴った知的素朴さー絵のように美しい土地の優雅な民族です。当然のことながら、日本人は西洋の精神的な産物を賛美し、大きな理想主義を抱いてさまざまな科学に没頭しており、それは成果をあげています。しかし、日本人が西洋に先んじて持っている大きな財産、つまり芸術的な生活様式、個人的な欲求の質素さと慎ましさ、そして日本的な魂の純粋さや落ち着きを純粋なままに保つことを、どうか忘れませんように。

絵のように美しい土地の優雅な民族なんだと、ちょっぴりうれしくなりました。