３・１１から１年。改めて、無念のうちに亡くなった方々のご冥福をお祈りし、今なお不便と不安の中での生活を強いられている多くのみなさんの、一日も早い復興をお祈りします。 ２時４６分 黙祷。何の変わりのない、平穏な日々を過ごしている私は、当たり前だった生活が心底有難いと思え、時々そんな暮らしを申し訳なく思う気持ちが過ぎり、無力も感じる一年でした。被災地から遠く離れた地で多くの人がそんな気持ちで過ごしたのではないかと思います。震災以前も世界に目を向ければ、戦争や飢餓でその日の命の保証のない暮らしの人たちがいて、もっと身近にも困っている人がいても、毎日何かの命を頂いて生きていても、見えないどこかで誰かの尊い仕事で支えられている毎日があっても、そんなことも、忘れ、忘れたように、当たり前で過ごしているのだから、生きるということは傲慢なものです。だから、私はあまりきれいごとのようなことが言えません。ささやかに生活を見直したり、身の周りの人の役に立てることがあればさせてもらったり、自分の出来うる範囲で感謝して暮らすことで精一杯です。事態は深刻です。それでも世の中には明るさも必要なのだと思ったり。今まで通り暮らすことも必要なのかと思ったり。
イヌフグリの花が好きです。暖かい陽だまりで、たくさん一緒に咲いて、
ニコニコと笑っているようで微笑ましい気持ちになります。
とても可愛いけれど、強い花なので、被災地にもいち早く咲くといいなぁ・・・
