新刊ご案内。本屋さんで手に取った「おいしいは嬉しい。」
タニアジョンソンさんが書いています。
11歳の娘roseさんのために書かれた伝えたいレシピや人生に必要な
あれこれ。はじめのことばに、本来は娘さんのためのものですが、
誰の人生にも山あり谷あり、本を読んだ人の参考になればと書かれています。
美しい家庭料理の写真つきでレシピがたくさん。
家庭の楽しい様子も伝わってきます。
タニアさん家族。私が心をつかまれたのは、息子の禅くんは2歳の時
小児癌で左眼球を切除、両耳の聴力も弱く、ろう者だと書かれています。
判明した時は、家族が一丸となって闘病したそうです。
いろいろな障害があるけれど、彼のペースで日々元気に育っていると。
そのことには、その数行触れられているだけで、深刻な話はなしです。
子どもの障害や病気が母親にとって、どのようなものかが難病の娘を
持つ私にも少しわかるので、タニアさんの明るさと前向きな生活は、
とてもあこがれますし、力をもらえます。
タニアさんの「いつもがんばらなくていい」「人と同じでなくていい」
という言葉たちは説得力を持って私を励ましてくれます。