暮らしを旅する

中村好文「暮らしを旅する」

図書館で素敵な題名、背表紙に惹かれ借りました。

建築家中村好文さんのお仕事は好きで本も何冊か持っていますし、装丁を手掛けているのは染色家望月通陽さん。

好きな人×好きな人です＾－＾

装丁に使われているこれは、中村さんが手掛けたレストランのランチョンマット。フランス語で「マリーよ、起きなさい、お前は怠けもの、陽気な雲雀はもう大空でさえずっているのだよ」なんておしゃれなことが書いてあるのだそうです。

写真など一点に一話お話が続くのですが、こちらは「幸せな風呂の日」

８０歳を超えたご夫婦のクライアントの希望にこたえ用意された猫足のバスタブ。

高齢の方にはむかないと思い一度お断りしたけれど、それより希望を叶えてあげるべきと考え直したというお話。

家の誕生日にあたる完成パーテイの日、このバスタブのイラストを描いたTシャツを作り「HappyBath－Day」と言葉を添えたそうです。

こちらは「読書とその場所」

読書と場所の関係に想いを馳せてデザインされた空中に浮かぶ読書用のベンチ。少年時代の樹上の読書体験がアイデアの出どころだそうです＾－＾

いいなぁ。きっと気持ち良いだろうなぁ。

とにかく仕事楽しそうだなぁというところがいいです。

読んでいると、そういう気分をおすそ分けしてもらえます。